南東アナトリアプロジェクトはトルコで最大かつ最も多方面にわたり、世界でも最大規模の開発プロジェクトです。大規模な灌漑システムと発電所を建設し、農業を活性化するほか、観光、鉱業、産油、教育、健康、通信、産業や交通といった分野の発展を促します。
南東アナトリアプロジェクトは、フラット川とディジュレ川の下流域、および、この二つの川に挟まれた平野に位置するガーズィ・アンテップ、シャンル・ウルファ、アドゥヤマン、ディヤルバクル、マルディン、スィールト、バトマン、シュルナックの各県を対象としています。同プロジェクトは、この地域の風土にも変化をもたらすことになるでしょう。
アタテュルク・ダムと水力発電所は、トルコ最大、世界でも6番目に大きな規模のもので、シャンル・ウルファのボゾヴァ市街を流れるフラット川にあります。南東アナトリアプロジェクトの中心であるアタテュルク・ダムは1994年に操業が開始され、発電のみならず灌漑においても重要な役割を担っています。
アタテュルク・ダムの水は、全長と流量で世界一を誇るシャンル・ウルファトンネルシステムを通じてハラン平原へ運ばれます。フラット(ユーフラテス)川の水は、長さ26.4km、直径7.62mのトンネルを経由し、中央または側方の水路を通じて南東アナトリアの平原の広大な農耕地に供給され、豊かな実りと地域の繁栄をもたらしています。