ウードゥルは、豊富な果物と、この地の地理的条件とは相反して綿花もが育つ、肥沃な平野にあります。大洪水が引いてから、ノアの一族がアール(アララット)山から肥沃な平野へと降りて行ったことが旧約聖書に記されています。ノアの子孫たちは、ここから出発してフラット (ユーフラテス川) とディジレ (チグリス川) 沿いに定住し、人類の2世代目となったのでしょう。この平野からのアール(アララット)山の眺めは、最高です。ウードゥル市から近い名所としては、ウラルトゥの岩の記念碑や13世紀セルジュクの隊商宿、カラカレ (黒い城) などがあります。ウードゥル市とアラルック間の道筋にあるカラコユン村では、カラコユン (黒羊王朝) の記念墓碑があります。15世紀の印象的な墓地に是非立ち寄ってみてください。
町を見下ろす山にちなんで名付けられたアールは、平野からは標高1650mに位置しており、この地域でも重要な都市のひとつです。アールはエルズルムから東183kmのところにあります。北東には素敵なバルック・ギョリュ (魚の湖) があるので、魚を使った美味しい地元料理のレストランが豊富にあることが頷けます。この地域は至る所で温泉も噴出します。寒さに強いアウトドア派なら、アールの20km南西にあるエレシィキルト・スキーセンターで数日間の雪遊びを楽しんでみてはいかがでしょう。
アールから東へ95km、ドーゥバヤズットから東5kmのところにある壮麗なイサク・パシャ宮殿は必見です。この地方の総督であったイサク・パシャと、チョラック・アブディ・パシャによって1685年から1784年の間に建設された、オスマン、ペルシャ、セルジュクの建築様式を取り混ぜた宮殿です。宮殿内には366の部屋と、モスク、法廷、厨房と焼き釜、倉庫、浴室などがあります。近くには紀元前9世紀のウラルトゥ王の浮き彫りや岩墓もあります。